旅で京都に行くなら、ちょっと足を延ばして「下鴨神社」へ。
世界文化遺産にも登録されている、京都を代表するパワースポットのひとつです。
夏の京都は暑いというイメージですが、下鴨神社は糺の森(ただすのもり)に囲まれ、木陰や水辺が多く、驚くほど涼やか。
自然の中を歩くだけでもリラックスできて、まるで都会の喧騒を忘れさせてくれるような場所でした。
鳥居をくぐると、別世界のような「糺(ただす)の森」

最寄りは京阪「出町柳駅」。そこから徒歩約10分ほどで、緑に包まれた「糺の森」の入り口が見えてきます。
この森、実は2万本以上の樹木が生い茂る原生林。
京都市内にいるとは思えない、静かで神秘的な空気が漂っています。
女子旅にはぴったりの「癒し空間」。
夏でも森の中は涼しく、マイナスイオンたっぷりで歩くだけで気持ちいいですよ!
御手洗池は湧き水で満たされる神聖な場所
下鴨神社境内にある御手洗(みたらし)池。とても綺麗な水で冷たくて気持ちが良い場所です。
下鴨神社神秘の池で運勢占い「水みくじ」

ここにはちょっとユニークなおみくじがあります。その名も【水みくじ】!
▼やり方はとっても簡単
- おみくじを選んで(通常は白紙)
- 池の水に浮かべると…
- 文字がふわ〜っと浮かび上がってきます✨
水の中で徐々に現れる文字はまるで神様からのお告げのよう。
なんだか心が洗われるような気持ちになりました。
水の中を歩き無病息災を願う「みたらし祭り」

私が訪れたのは7月中旬。
夏の【みたらし祭り】(正式名:足つけ神事)の開催まであとわずかでした!
本当に残念!お祭りの準備をされていたので雰囲気だけは味わえました。
みたらし祭りでは、境内にある「御手洗池(みたらしいけ)」に裸足で入りひざ下まで水につかりながら、
ロウソクに火を灯して無病息災を祈願します。夏の暑さも吹き飛ぶ涼やかなお祭りです。

なんとこの御手洗池、湧き水であり、古くから“禊(みそぎ)の場”とされてきた神聖な場所。御手洗池に湧き出る清水で無病息災を祈ります。

鳥居をくぐり太鼓橋をわたり池に入ります。
- 開催期間: 2025年7月18日(金)~2025年7月27日(日)
- 御灯明料:大人500円 中学生以下志納
- 時間:9時~20時
みたらし団子の発祥の地
そして忘れちゃいけないのが【みたらし団子】!
実はこの下鴨神社の「みたらし池」こそ、あの甘じょっぱいみたらし団子の名前の由来なんです。
池からぷくっと湧き出る泡が、人の五体を表していて、
そこから5つの団子が串に刺さった「みたらし団子」の形になったと言われています。
加茂みたらし茶屋でいただくみたらし団子

伝統的なみたらし団子を「加茂みたらし茶屋」さんでいただきました。
お店で香ばしく焼かれた団子、とろ~っと甘辛いタレが絡んでいて最高でした。
伝統的なお団子は頭部分を切り離した5個のお団子が串にさされています。
市場では3個の団子や俵型など変形していっていますが、これが最初のみたらし団子だと思うと感慨深いものがありました。

あまりにもおいしかったので、追加でお土産用に包んでもらいました。
ちまき風の包みもまたかわいいですよね。

| 店名 | 加茂みたらし茶屋 |
| 住所 | 京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53 |
| 営業時間 | 9時30分~18時30分 |
| 定休日 | 水曜日(祝日は営業) |
本殿の特別公開

国宝である本殿と重要文化財である大炊殿が特別公開していました。チケットを購入し靴を脱いで本殿へと向かいます。
- 期間:2025年7月11日~9月30日
- 時間:10時~16時30分
- 料金:大人800円、小学生400円
本殿(国宝)
本殿の中は直接入ることができませんが、本殿が見える冷房が効いた部屋で説明員さんのお話を聞くことができます。神聖なる場所なので撮影もNGです。
本殿は神社の中心的祭祀を司る本殿は父神・娘神(賀茂建角身命・玉依媛命)2柱が祀られています。
- 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
▶神社の中心的祭祀を司る本殿は父神 - 玉依媛命(たまよりひめのみこと)
▶賀茂建角身命の娘とされ、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)の母。縁結びや子授けの神様としても知られています。
玉依媛命(たまよりひめのみこと)の息子である賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)は上賀茂神社主祭神であり、雷の神。上賀茂神社と下鴨神社を合わせて鴨社と呼びます。
三井神社(重要文化財)

また靴をはいて隣の三井神社に向かいます。
ここでは3柱が祀られています。
- 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
▶賀茂氏の祖神。下鴨神社本殿にも祀られる父神。 - 玉依媛命(たまよりひめのみこと)
▶賀茂別雷命(上賀茂神社の主神)の母神。縁結び・子授けの神。 - 伊賀古夜日売命(いかこやひめのみこと
▶玉依媛命の母とされる神。祖母神。
ここも中は撮影禁止エリアです。
大炊殿(おおいどの)
大炊殿とは、神社や宮中において神様や天皇に捧げる食事(神饌・供御)を調理・準備するための施設です。下鴨神社の大炊殿は、重要な文化財・儀式の場として位置づけられています。
普段は内部非公開ですが、特別公開の際は見学可能です。このエリアは撮影はOKでした!

下鴨神社の大炊殿は、神道の「神人共食(しんじんきょうしょく)」という思想を体現する重要な空間。

氷をつかった冷蔵庫。

最後に
混みあった京都観光ではなく、ゆったりと楽しめる場所「下鴨神社」。
下鴨神社のみたらし池は、ただ美しいだけでなく、古くから人々の信仰を集めてきた特別な場所。夏の風物詩である「みたらし祭」や、水に浮かべて運勢を占う「水みくじ」、そしてその由来となった「みたらし団子」——すべてがこの池を中心に紡がれた文化です。
歴史や神話が息づく境内で、心静かに自分と向き合う時間は、旅のひとときをより豊かなものにしてくれます。京都を訪れたら、ぜひこの“水と祈りの神社”で、涼やかなひとときを過ごしてみてください。



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