台湾は日本から気軽に行ける人気の海外旅行先ですが、出発前に少し準備しておくだけで、現地での旅がぐっと快適になります。
私も実際に台湾を訪れましたが、「日本で先にやっておけばよかった」と感じたことや、事前に準備しておいて助かったことがいくつもありました。
最近はオンライン入国手続きが必要になったり、ホテルによっては歯ブラシなどのアメニティが用意されていなかったりと、以前とは旅行事情も少しずつ変わっています。また、PayPayが利用できる店舗が増えるなど、キャッシュレス事情も進化しています。
この記事では、台湾旅行前に日本でやっておきたい準備を10項目にまとめました。初めて台湾を訪れる方はもちろん、久しぶりに台湾へ行く方もぜひ出発前のチェックに役立ててください。
▶「実際に行ってわかった!台湾旅行で驚いた日本との違い10選」もおススメです。
1. パスポートの有効期限を確認する

台湾へ観光目的で渡航する場合、日本国籍の方は90日以内の滞在であればビザは不要です。
ただし、台湾へ入国する際にはパスポートの残存有効期間が6か月以上必要とされています。出発日ではなく、台湾入国時点で6か月以上残っているかを必ず確認しておきましょう。
航空券やホテルを予約した後に有効期限が足りないことに気付くと、パスポートの更新手続きが必要になり、旅行準備が慌ただしくなってしまいます。
特に久しぶりの海外旅行では、有効期限が思ったより短くなっていることも少なくありません。台湾旅行の準備を始めたら、まず最初にパスポートの有効期限を確認しておくのがおすすめです。
2. 台湾ドルの両替方法を確認する

台湾旅行ではクレジットカードやバーコード決済が利用できる場所も増えていますが、夜市やローカルなお店では現金が必要になる場面もあります。
台湾ドルは「1元=約5円」で考えると分かりやすい
台湾で使われている通貨はニュー台湾ドル(NTD)です。現地では「元」と表記されることが多く、レストランのメニューや値札にも「100元」「300元」といった表示が見られます。
為替レートは変動しますが、現在は1台湾ドル(1元)を約5円として計算すると分かりやすいでしょう。
- 50元 → 約250円
- 100元 → 約500円
- 300元 → 約1,500円
というイメージです。
旅行中は細かいレートを計算するのが大変なので、「台湾ドル×5で日本円のおおよその金額」を把握しておくと買い物や食事の際に便利です。
台湾ドルはどこで両替する?

台湾ドルに両替するには、日本で行うよりも台湾で両替するほうがレートがお得です。
私は毎回、到着後に空港の両替所を利用しています。ただし、窓口での両替には1回あたり30NTDの手数料(約150円)がかかります。パスポートを提示してサインするだけで両替が完了。
到着後すぐに交通費や食事代が必要になるため、空港である程度の現金を用意しておくと安心です。なお、両替レートや手数料は変更される場合があるため、利用前に最新情報を確認してください。
▶台湾ドルはどこで両替するのがお得?おすすめの両替方法と手数料を比較の記事を参考ください。
3.台湾のオンライン入国カードを登録する

台湾では入国手続きをスムーズにするため、オンライン入国カード(TWAC:Taiwan Arrival Card)の登録が必要です。これまで機内などで配布されていた紙の入国カードは廃止され、2025年10月からオンライン登録に一本化されました。
オンライン入国カードは台湾移民署の公式サイトから無料で登録でき、日本語表示にも対応しています。
登録は到着日の7日前から可能です。渡航直前に慌てないよう、出発前に済ませておくことをおすすめします。
はまる55以前は、3日前からでしたが現在は7日前から申請できるようになりました。
また、家族旅行やグループ旅行の場合は、代表者が「同伴家族・友人を追加」からまとめて登録することもできます。入力内容はそれほど難しくありませんが、パスポート情報や滞在先のホテル名などが必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。
なお、登録料はかからないため、必ず台湾移民署の公式サイトから手続きを行いましょう。



入国前には空港フリーWi-Fiが通っていますが、心配な人は申請書のQRコードをスクショか、出力しておくと便利ですよ。
4. ホテルのアメニティを確認する


台湾では環境保護に関する法律が施行されており、ホテル客室内での使い捨てアメニティやミニボトルの無償提供が制限されています。
そのため、日本のホテルでは当たり前に置かれているアメニティが用意されていないこともあります。
実は私も前回の台湾旅行の際、以前の旅行情報を参考にしていたため、歯ブラシを持参せずに出発してしまいました。しかし、法律施行後だったため宿泊したホテルには歯ブラシがなく、到着後にコンビニで購入することになりました。
日本から持参したいアメニティ
台湾のホテルでは、次のようなアイテムが基本的に用意されていません。
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- スキンケア(化粧水・乳液・クレンジング等)
- カミソリ
- ヘアブラシ・コーム
- シャワーキャップ
- パジャマ(ホテルによる)
必要な方は日本から持参するか、現地のコンビニやドラッグストアで購入しましょう。
ホテルに備え付けられていることが多いもの


一方で、次のような備品は用意されていることが一般的です。
- シャンプー
- ボディソープ
- バスタオル
- フェイスタオル
- ドライヤー
- スリッパ
なお、シャンプーやボディソープは個包装タイプではなく、壁付けの大型ディスペンサータイプを採用しているホテルが増えています。
基本アメニティはないと考えて


ホテルによって設備やサービス内容は異なるため、予約後に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
ただし、現在の台湾では環境保護の取り組みにより、5つ星ホテルであっても使い捨てアメニティの提供はほとんど行われていません。シャンプーやボディーソープは備え付けられていることが多いものの、歯ブラシやヘアブラシ、カミソリなどは用意されていないと考えて準備しておくと安心です。
5. PayPayの本人確認を済ませる


以前は台湾で利用できる日本のQRコード決済としてLINE Payが広く利用されていました。しかし、日本国内のLINE Payサービスは終了し、現在はPayPayへ統合されています。そのため、台湾で日本のQRコード決済を利用したい場合は、PayPayを利用することができるようになりました。
ただし、台湾でPayPayを利用するためには、事前にPayPayアプリで本人確認を完了しておく必要があります。国内では問題なくPayPayを利用できていても、本人確認が済んでいない場合は海外で利用できません。
本人確認の状況は、PayPayアプリの「アカウント」から確認できます。未登録の場合は、マイナンバーカードや運転免許証などを利用して手続きを行います。なお、審査には時間がかかる場合もあるため、台湾旅行が決まったら早めに済ませておくと安心です。



台湾で2026年6月に使用しましたが、普及率はそれはどではなくセブンイレブンで使用した程度で終わりました。今後の普及に期待します。
6. 台湾での通信環境を準備する


台湾旅行では、地図アプリで道を調べたり、お店の情報を検索したり、翻訳アプリを使ったりする場面が多くあります。そのため、日本にいるうちに通信環境を準備しておくと安心です。
主な方法としては、
- eSIMを利用する
- 海外ローミングを利用する
- ポケットWi-Fiをレンタルする
一人旅やなら手軽なeSIM、家族旅行なら複数人で共有できるポケットWi-Fiなど、旅行スタイルに合わせて選びましょう。
なお、台湾ではPayPayなどのキャッシュレス決済を利用する際にもインターネット接続が必要です。現地に到着してから慌てることがないよう、出発前に通信方法事前準備することをおすすめします。
簡単な設定ならポケットWi-Fiがおすすめ


私は毎回ポケットWi-Fi(グローバルWiFi)をレンタルしています。事前に予約しておけば、事前に自宅に郵送され、空港到着ロビーで返却ができるのでとても便利です。
台湾に到着して電源を入れるだけですぐにインターネットへ接続できるため、携帯の複雑な操作なく設定OK。現地でMRTの乗換案内を調べたり、Googleマップで目的地までのルートを確認したりと、到着直後から快適に利用できました。
また、夫婦や家族で旅行する場合は、1台のポケットWi-Fiを複数人で共有できるのもメリットです。それぞれが通信契約をする必要がないため簡単でおすすめです。
▶グローバルWIFIを実際に使ってみた感想と、他の方法についての詳細記事はこちらから


7. MRTの乗車券を確認する


MRTとは、台北市内やその周辺を結ぶ台湾の地下鉄です。路線が分かりやすく、本数も多いため、初めて台湾を訪れる方でも利用しやすい交通機関です。
台北観光では、空港から市内への移動はもちろん、観光スポットやショッピングエリアを巡る際にも活躍します。
台北MRTの24時間券
台北MRTでは、初めて改札を通った時間から24時間乗り放題になる「24時間券」を購入できます。
- 価格:180元
- 有効期間:利用開始から24時間
- 利用できる路線:台北MRT全線、新北MRT環状線
24時間券は台北MRT各駅の案内所(インフォメーションカウンター)で購入できます。
購入時に利用時間が始まるわけではなく、最初に改札を通ったタイミングから24時間カウントされるため、到着時間に合わせて無駄なく利用できるのが魅力です。
例えば、午後3時に利用を開始した場合は翌日の午後3時まで乗り放題になります。
観光プランに合わせて選ぼう


台北市内を中心に観光する場合は24時間券がお得になることがありますが一方で、移動回数が少ない場合は、チャージ式の悠遊カード(EasyCard)も便利です。悠遊カードは、日本のSuicaやPASMOのような交通系ICカードで、事前にお金をチャージして利用します。
MRTやバスに乗車できるほか、コンビニや店舗、施設など使用できる場所が多いので、台湾旅行では1枚持っていると便利です。残高は換金できませんので少しずつのチャージがおススメ!
事前に旅程を確認し、24時間券と悠遊カードのどちらが自分に合っているか検討しておくと、現地でスムーズに移動できます。
8. 台湾新幹線(高鐵)のチケットを事前予約する


台北だけでなく、台中や台南、高雄まで足を延ばす予定がある方は、台湾新幹線(高鐵 こうてつ)の利用がおすすめです。台湾の高鐵は台湾西部を南北に結ぶ高速鉄道。日本の新幹線技術を導入しており、日本の新幹線に乗るような感覚で快適に移動できます。
高鐵は事前予約がお得


台湾新幹線のチケットを事前予約する最大のメリットは、外国人旅行者向けの割引やキャンペーンを利用できることです。事前に日本の旅行代理店や予約サイトでお得に購入できます。
外国人限定の割引チケット
台湾を訪れる外国人旅行者向けに、次のようなお得な高鐵(台湾新幹線)の割引チケットが販売されています。
- 片道乗車券15%割引
- 高鐵乗り放題パス
乗り放題パスには、連続3日間利用できるタイプや、7日間のうち任意の2日間利用できるタイプがあります。台北・台中・台南・高雄など、台湾各地を周遊したい方におすすめです。
私も台湾旅行では、よく「連続3日間パス」を利用しています。3日間で台中や台南、高雄などを巡ることができるため、移動が多い旅行ではとてもお得です。
指定席を現地で確保
ただし、このパスを利用する場合は、現地の窓口で指定席を確保する必要があります。台湾の連休や週末は混雑することが多く、希望する時間帯の列車が満席になっていることもあります。
実際に私も台湾の祝日と知らずに訪れたことがあり、その際は希望の列車が取れず、夕方の便まで待つことになりました。結果として旅行計画を大幅に変更することになったため、利用前には台湾の祝日や連休を確認しておくことをおすすめします。
2人旅行ならさらにお得な場合も
時期によっては、外国人旅行者向けに「2人で購入すると1人分が無料」となるキャンペーンが実施されることがあります。
対象区間や利用条件はありますが、夫婦や友人同士で利用する場合は実質半額となるため非常にお得です。
私の失敗談|台湾の祝日を確認していませんでした


外国人向けの割引チケットを日本で事前に購入していましたが、席は現地で確保します。
前回の台湾旅行では当日でも希望の列車を予約できたため、今回も問題ないだろうと思っていたのですが、窓口へ行くと午前中の列車はすべて満席。空いているのは夕方の便だけと言われてしまいました。
後から調べると、この日は台湾の祝日「端午節」の連休中でした。日本の祝日は意識して旅行日程を決めていましたが、台湾の祝日までは確認していなかったのが失敗でした。
台湾新幹線を利用して台中や台南、高雄へ行く予定がある方は、日本だけでなく台湾の祝日や連休も事前に確認しておくことをおすすめします。
9. 飛行機の持ち込みルールを確認する


モバイルバッテリー持ち込み
旅行前には、利用する航空会社の手荷物ルールを確認しておきましょう。
特に注意したいのがモバイルバッテリーです。モバイルバッテリーは預け荷物に入れることができず、必ず機内持ち込みとなります。また、航空会社によっては容量や個数に制限が設けられている場合もあります。
私も台湾旅行の前にモバイルバッテリーを確認したところ、長年使用していたものが劣化していたため、新しいものに買い替えました。旅行中に充電切れで困らないためにも、容量だけでなくバッテリーの状態もチェックしておくと安心です。
また、容量や持ち込み可能な個数にも制限があるため、出発前に確認しておくと安心です。
私も台湾旅行前にモバイルバッテリーの状態を確認したところ、長年使用していたものが劣化していたため新しいものに買い替えました。
飛行機でのモバイルバッテリーの持ち込みルールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶【2026年版】飛行機にモバイルバッテリーは持ち込める?新ルールと注意点を解説
液体物の持ち込み
また、国際線では液体物の持ち込みにもルールがあります。飲み物や化粧品、日焼け止め、ハンドクリームなどの液体類は、100ml以下の容器に入れ、容量1リットル以下のジッパー付き透明袋にまとめる必要があります。
なお、保安検査を通過した後に購入した飲み物は機内へ持ち込めます。私も毎回、保安検査後にペットボトルの飲み物を購入して機内へ持ち込んでいます。
空港で慌てたり、大切な荷物を処分することになったりしないよう、出発前に航空会社の最新ルールを確認しておきましょう。
10. 海外旅行保険の補償内容を確認する
台湾は比較的治安が良く、日本からも気軽に訪れやすい旅行先ですが、海外であることに変わりはありません。
旅行中に体調を崩したり、ケガをしたり、荷物を紛失したりする可能性もあるため、出発前に海外旅行保険の内容を確認しておくと安心です。
最近では、クレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合もあります。ただし、補償内容や適用条件はカードによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
私も海外旅行の前には、利用するクレジットカードの補償内容を確認するようにしています。万が一の時に慌てないためにも、保険会社の連絡先や補償内容をスマートフォンに保存しておくと安心です。
せっかくの台湾旅行を安心して楽しむためにも、出発前に海外旅行保険について一度確認しておくことをおすすめします。
まとめ


台湾は日本から近く、初めての海外旅行にも人気の旅行先です。しかし、オンライン入国カード(TWAC)の登録やホテルのアメニティ事情、PayPayの本人確認など、以前とは変わっている点も少なくありません。
私自身も歯ブラシを持参せずに現地のコンビニで購入したり、モバイルバッテリーのルール変更を調べたりと、事前に確認しておいて良かったと感じることがたくさんありました。
特に今回ご紹介した以下の10項目は、出発前に確認しておくと安心です。
- パスポートの有効期限を確認する
- 台湾ドルの両替方法を確認する
- オンライン入国カードを登録する
- ホテルのアメニティを確認する
- PayPayの本人確認を済ませる
- 台湾での通信環境を準備する
- MRTの乗車券を確認する
- 台湾新幹線(高鐵)のチケットを事前予約する
- 飛行機の持ち込みルールを確認する
- 海外旅行保険の補償内容を確認する
少し準備をしておくだけで、現地では観光やグルメをより快適に楽しめます。ぜひ出発前のチェックリストとして活用し、台湾旅行を満喫してください。












