夏の京都は暑いというイメージがありますが、朝早くから行動すると、混雑を避けながら季節ならではの景色を楽しめます。
今回は、四条烏丸にあるダイワロイネットホテル京都四条烏丸に宿泊し、朝から法金剛院の蓮を鑑賞。その後、おしゃれなカフェでモーニングを楽しみ、今宮神社や大徳寺、下鴨神社へと巡りました。
途中では大徳寺門前でランチを味わい、最後は出町ふたばで人気の豆餅を購入。歴史ある寺社や緑豊かな境内、京都らしいグルメまで満喫できる、夏におすすめの1日コースです。
この記事では、実際に私が巡った順番に、移動方法や見どころ、立ち寄ったお店をご紹介します。これから夏の京都観光を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。
四条烏丸から法金剛院までのアクセス
今回は四条烏丸に宿泊していたため、地下鉄とJRを乗り継いで法金剛院へ向かいました。乗り換えは2回ありますが、それぞれの駅で案内表示が分かりやすく、初めてでも迷うことなく到着できました。
▼実際のルートはこちら

四条駅(地下鉄烏丸線)から烏丸御池駅で地下鉄東西線に乗り換え、二条駅でJR嵯峨野線に乗り換えます。花園駅で下車すると、法金剛院までは駅前の大きな通り沿い徒歩約3分です。
法金剛院で蓮を鑑賞
法金剛院は、「蓮の寺」として親しまれている京都屈指の蓮の名所です。蓮の見頃に合わせて、毎年7月上旬から7月下旬頃までは、「観蓮会」として開門時間が通常より早められ、朝の涼しい時間帯にゆっくりと蓮を鑑賞できます。


境内には大きな蓮池が広がり、色とりどりの蓮が咲き誇る美しい景色が迎えてくれます。蓮池だけでなく、世界各地の珍しい品種を集めた鉢植えの蓮も数多く展示されており、さまざまな花の形や色を見比べながら楽しめるのも魅力です。


蓮の花は朝に美しく咲くことでも知られているため、早い時間帯の参拝がおすすめです。夏の京都を訪れるなら、一度は立ち寄りたい名所だと感じました。
法金剛院の花の見ごろ
法金剛院は花のお寺としても有名でお花の見ごろについては下記のように案内されていました。
- 蓮 7月初めから8月上旬
- 枝垂桜 4月上旬から中旬
- 花しょうぶ・菩提樹 6月上旬から中旬
- あじさい 6月中旬から7月上旬
- 紅葉 11月中旬から下旬
おしゃれなカフェで朝食
法金剛院で蓮を鑑賞した後は、朝食をいただくためにカフェへ向かいました。
京都には、おしゃれなカフェやパン屋さんが数多くあり、モーニングを楽しめるお店も充実しています。
今回は、Instagramでもたびたび見かけて気になっていたFUGLEN KYOTOへ。次の目的地である今宮神社へのアクセスも良く、モデルコースに組み込みやすい場所です。
FUGLEN KYOTOまでの行き方
| 区間 | 交通機関 | 降車・乗り換え |
|---|---|---|
| 法金剛院 → 花園扇野町 | 徒歩約2分 | 花園扇野町バス停へ |
| 花園扇野町 → 千本旧二条 | 京都バス63系統 | 千本旧二条で下車 |
| 千本旧二条 → 下岸町 | 京都市バス46系統(西賀茂車庫行) | 下岸町で下車 |
| 下岸町 → FUGLEN KYOTO | 徒歩約5分 | モーニング |
法金剛院の目の前のバス停から京都バスに乗って「千本旧二条」で1度乗り換えます。
FUGLEN KYOTOでの朝食


店内は落ち着いた雰囲気で、朝のゆったりとした時間を過ごすのにぴったりでした。
モーニングメニューはありませんが、おいしいコーヒーと、二条城前にある人気ベーカリー「kurs(クルス)」のシナモンロールをいただきました。香り豊かなコーヒーと相性が良く、旅先ならではの贅沢な朝食を楽しむことができました。
お店を出る際には、スタッフの方から「今日は暑いので気をつけて。また来てくださいね。」と温かく声をかけていただきました。その何気ない一言がとてもうれしく、旅の思い出に残るひとときになりました。
京都には素敵なカフェがたくさんありますが、おいしいコーヒーはもちろん、スタッフの方の心遣いも印象に残る、また訪れたいと思えるお店でした。
今宮神社へ|名物あぶり餅を目指して


朝食を楽しんだ後は、徒歩で今宮神社へ向かいました。
今宮神社といえば、門前名物のあぶり餅が有名です。細い竹串に小さなお餅を刺し、香ばしく焼いた後に甘いタレをかけていただく京都を代表する名物の一つ。参道には、向かい合うように2軒の老舗が並んでいます。
実は今回が2回目のチャレンジでした。前回訪れたときは定休日で食べることができず、今回は事前に営業日を確認して「今日は大丈夫」と楽しみにしていました。
ところが、お店に到着すると「振替休業」の案内が…。
私と同じように楽しみに訪れたのでしょうか。タクシーで到着したマダムも、お店の前でがっかりした様子でした。私も二度続けて食べられず残念でしたが、「また京都に来る理由が一つ増えた」と前向きに考えることにしました。
大徳寺・大仙院で枯山水庭園を鑑賞
あぶり餅は食べられませんでしたが、すぐ近くに見どころがたくさんあるのが京都の魅力です。
今宮神社のすぐ隣には、京都を代表する禅寺の一つである大徳寺があります。
広い境内には、塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小さなお寺が20以上点在しています。塔頭とは、大きなお寺の境内に建てられた子院のことで、それぞれに庭園や建物など異なる見どころがあります。
枯山水庭園で知られる大仙院


今回は、その中でも美しい枯山水庭園で知られる大仙院を訪れました。
大仙院の拝観料は500円です。私が訪れた日も、海外からの観光客が多く訪れていました。
靴を脱いで建物に入ると、最初に目に入ったのは、二つの石の山がある枯山水庭園でした。


「この石の山にはどんな意味があるのだろう」と気になり、お寺の方に伺うと、この庭は海を表現しており、二つの石の山は塩を積み上げた山を表していると教えてくださいました。
さらに、二つの山の間からまっすぐに延びる道筋の先には、本尊が安置されています。庭園だけでなく、本堂との配置にも意味が込められていることを知り、細部まで考えられた造りに感心しました。


海を表す庭園の反対側には山を表現した枯山水、さらに横には川の流れを表現した枯山水が広がっています。お寺の方のお話を伺ってから庭園を眺めると、一つひとつの石や砂の配置にも意味があることが分かり、枯山水の見方が変わったように感じました。
お寺の方のお話を伺ったことで、何気なく見ていた庭園にも一つひとつ意味が込められていることを知り、枯山水の奥深さを感じることができました。
大徳寺門前の「泉仙」で和のランチ


大徳寺を散策した後は、門前にある泉仙でランチをいただきました。
泉仙は大徳寺の境内にも店舗がありますが、門前店には比較的手頃な価格のメニューも用意されています。気軽に精進料理を味わいたい方にもおすすめのお店です。


席に着いて注文を済ませると、まず運ばれてきたのは冷たいお抹茶とわらび餅でした。最初は「デザートが先に来たのかな?」と少し驚きましたが、暑い日にいただく冷たいお抹茶はとても心地よく、料理への期待も高まります。京都らしいおもてなしを感じる、うれしいひとときでした。
今回いただいたのは、二段のお重に入った「雲水」(2,600円)です。


お重の蓋を開けると、湯葉や生麩をはじめ、京都らしい食材が彩りよく並び、見た目にも華やかでした。一品一品が丁寧に作られていて、少しずつさまざまな味を楽しめるのも魅力です。
やさしい味付けの精進料理は、寺院を巡った後のランチにもぴったりでした。京都ならではの食材を味わいながら、ゆっくりと食事を楽しめるお店です。
バスで下鴨神社へ


大徳寺門前でランチを楽しんだ後は、バスに乗って下鴨神社へ向かいました。
京都市内はバス路線が充実しているため、寺社巡りの移動もスムーズです。今回は乗り換えなしで移動でき、「下鴨神社前」バス停で下車すると、本殿に近い参道から参拝できます。暑い夏でも移動距離を抑えられるのでおすすめです。
下鴨神社では参拝の後、境内に広がる糺の森を散策。京都らしい自然を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
下鴨神社を参拝


大徳寺からバスで下鴨神社へ向かいました。下鴨神社は世界文化遺産にも登録されている京都を代表する神社です。
私が訪れた日は、週末から始まる御手洗祭の準備が進められており、普段とは少し違う境内の雰囲気を楽しむことができました。


下鴨神社の見どころや御手洗祭については、別記事で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
糺の森(ただすのもり)


本殿を参拝した後は、糺の森を抜けて出町柳駅方面へ向かいました。森の中は見どころが多く、出町柳駅まで意外と歩くため、時間に余裕を持って散策するのがおすすめです。
樹齢数百年ともいわれる木々に囲まれた森は、夏でもひんやりとした空気に包まれています。京都市街地にいることを忘れてしまうほど静かで、木漏れ日の中を歩くだけでも心が落ち着く場所でした。
下鴨神社を訪れたら、本殿だけでなく糺の森もぜひゆっくり歩いてみてください。



夏におすすめひんやりスポット
下鴨神社の見どころや御手洗祭、みたらし団子については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶【京都女子旅】下鴨神社で涼を感じる夏|みたらし池と水みくじ&団子体験
出町ふたばで名物「豆餅」を購入


下鴨神社を参拝した後は、徒歩約10分の場所にある出町ふたばへ向かいました。
出町ふたばは、何十年も前に京都に住んでいた友人から教えてもらった思い出のお店です。当時から行列のできる人気店でしたが、今ほど全国的に知られている存在ではありませんでした。
それ以来、京都を訪れて出町柳周辺まで来ると、つい立ち寄りたくなるお気に入りのお店です。
私が訪れた日も店頭には行列ができていましたが、回転が早く、思っていたよりスムーズに購入できました。
名物の豆大福は、やわらかなお餅の中に上品な甘さのこしあんがたっぷり。赤えんどう豆のほどよい塩気がアクセントになり、甘さとのバランスが絶妙で、何度食べても「やっぱりおいしい」と感じる、京都を代表する銘菓の一つです。
今回は定番の豆大福に加え、涼しげなくずもちもお土産に購入しました。季節限定の商品に出会えるのも、何度も訪れたくなる理由の一つです。
まとめ


今回ご紹介したコースは、朝から京都の夏ならではの景色や歴史ある寺院、京都らしいグルメを楽しめるモデルコースです。
法金剛院の蓮や下鴨神社の涼やかな糺の森、大徳寺での精進料理、そして出町ふたばの和菓子まで、一日を通して京都の魅力を満喫することができました。
午後は京都駅へ戻ってお土産探しを楽しんだり、四条周辺でカフェに立ち寄ったりするなど、予定に合わせて自由にアレンジできるのもこのコースの魅力です。
夏の京都観光を計画している方は、ぜひ旅の参考にしてみてください。









