京都旅行の最終日、「新幹線まで半日ほど時間があるけれど、どこへ行こう?」と迷ったことはありませんか。
遠くまで足を延ばすには時間が足りないし、かといって京都駅で時間をつぶすだけでは少しもったいないものです。
そんなときにおすすめなのが、京都駅から徒歩で巡る半日散策コースです。
今回は、福寿園「茶寮 FUKUCHA」のお茶漬けから始まり、伊藤久右衛門の抹茶スイーツ、パン屋巡り、東本願寺、渉成園、おしゃれなカフェまで、実際に歩いたコースをご紹介します。
途中では町家が残る路地を歩き、偶然出会ったハスの花など、京都駅周辺とは思えない穏やかな風景にも出会えました。
散策の最後は京都駅へ戻り、お土産や駅弁を購入して新幹線へ。京都旅行の締めくくりにぴったりな、ゆったり楽しめる半日コースです。
京都駅で3~4時間あるなら徒歩散策がおすすめ
| 時間(目安) | スポット |
|---|---|
| 10:00 | 福寿園「茶寮 FUKUCHA」でお茶漬け |
| 10:35 | 伊藤久右衛門で抹茶パフェアイス |
| 11:00 | Boulangerie Raukでパンを購入 |
| 11:25 | 東本願寺南側のお堀でハスを鑑賞 |
| 11:45 | 東本願寺を参拝・限定のお土産を購入 |
| 12:35 | Walden Woods Kyotoでカフェタイム |
| 13:25 | 渉成園を散策 |
| 14:10 | 烏丸地下道を通って京都駅へ |
| 14:30~15:40 | 京都駅・ジェイアール京都伊勢丹でお土産や駅弁を購入 |
| 16:00頃 | 新幹線で帰路へ |
渉成園を後にしたら、烏丸地下道を利用して京都駅へ戻ります。駅ではジェイアール京都伊勢丹をのぞいたり、お土産や駅弁を選んだりする時間も旅の楽しみの一つ。慌てて新幹線に乗るのではなく、16時頃の新幹線を目安にすると、京都駅でのショッピングまでゆっくり満喫できます。
京都駅で京都らしい朝ごはん|福寿園「茶寮 FUKUCHA」のお茶漬け

京都駅に到着して最初に向かったのは、京都駅ビル2階にある福寿園「茶寮 FUKUCHA」。
京都を代表する老舗茶舗・福寿園が手がけるカフェで、お茶を使った料理やスイーツが楽しめます。
今回いただいたのは、お茶屋さんならではのお茶漬け。
温かいお茶の香りがふんわりと広がり、さらっと食べられるやさしい味わいで、京都散策のスタートにぴったりでした。
旅行中は食べ歩きが続きがちですが、まずは体にやさしい朝ごはんで一日を始めるのもおすすめです。
京都駅周辺には、徒歩で楽しめる観光スポットやカフェが充実しています。時間に余裕があれば、パン屋さん巡りもあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
▶ 京都駅から徒歩で行けるおすすめパン屋さん6選|人気ベーカリーを紹介
伊藤久右衛門で抹茶パフェアイスを食べ歩き

食後は、京都駅の地下街「ポルタ」を抜けて地上へ。京都駅前にある伊藤久右衛門で、抹茶スイーツを楽しみました。
今回いただいたのは、人気の抹茶パフェアイス。パフェに使われる白玉やあんこ、抹茶チョコレート、抹茶クリームなどを、一本のアイスにぎゅっと詰め込んだようなスイーツです。
鮮やかな抹茶色に色とりどりのトッピングが映え、思わず写真を撮りたくなる華やかな見た目も魅力。食べ歩きしながら京都らしい抹茶の風味を楽しめる、伊藤久右衛門ならではの一品でした。

こちらはイートインスペースのない食べ歩きスタイルの商品です。お店の前にある椅子に座って食べてもよいそうですが、私はそのまま歩きながらいただきました。
白いトレーを付けて渡してもらえるため、歩きながらでも手元が安定し、こぼしにくく安心して食べられました。
食後でも重すぎないサイズ感で、これから散策を始める前の甘味にちょうどよく、京都へ来たことを実感できるひとときでした。
東本願寺へ向かう途中で「Boulangerie Rauk」へ

京都駅から東本願寺へ向かう途中、今回はBoulangerie Rauk(ブーランジェリー ルーク)に立ち寄りました。
東本願寺から徒歩数分の場所にある小さなベーカリーで、ハード系を中心に、素材の風味を生かしたパンが並びます。派手な外観ではありませんが、地元でも人気の実力派パン屋です。

今回は翌朝用のパンを購入。旅先で地元のパン屋に立ち寄るのも、京都ならではの楽しみ方だと感じました。
京都はパンの消費量が全国でもトップクラスといわれるほど、パン文化が根付いた街です。個人経営の魅力的なベーカリーも多く、時間に余裕があればお気に入りのお店を探しながら歩くのもおすすめです。
東本願寺南側のお堀でハスを鑑賞

私は京都を訪れると、有名な観光地だけでなく、町家が並ぶ路地や、地元の方が行き交う京都の日常を感じられる街歩きが好きで、つい脇道へ足を向けてしまいます。
今回も東本願寺へ向かう途中、少し寄り道をして歩いていると、思いがけず美しいハスの花に出会いました。
東本願寺南側のお堀(京都駅側)には、大きな白やピンクのハスが水面いっぱいに咲き、夏ならではの美しい景色が広がっています。

東本願寺を訪れる人の多くは、京都駅から続くメインルートを歩いてそのまま境内へ向かいます。そのため、この南側のお堀まで足を延ばす人はほとんどいません。
しかもメインルートからはハスの花が見えないため、その存在を知らずに通り過ぎてしまう人も多い穴場スポットです。
京都駅から徒歩圏内とは思えないほど静かな空間で、風に揺れるハスを眺めていると、観光名所を巡るだけでは味わえない京都の穏やかな時間が流れていました。目的地へ向かう途中の寄り道が、旅で一番印象に残ることもあります。
はまる55例年7月上旬~8月上旬ごろが見頃です。特に7月中旬ごろが最も美しい時期になることが多いそうです。
東本願寺を参拝|ここでしか買えないお土産も


ハスの美しい景色を楽しんだ後は、東本願寺へお参りしました。
東本願寺には世界最大級の木造建築である御影堂があり、その壮大なスケールには思わず見上げてしまいます。国宝にも指定されている建物を、無料で拝観できるのも魅力です。
外は真夏の日差しが照りつける暑い日でしたが、お堂の中へ入ると、自然に吹き抜ける風がとても心地よく感じられました。広い空間に静かな空気が流れ、慌ただしかった気持ちも落ち着き、心静かに過ごすことができました。
なお、お堂の内部は撮影禁止ですが、外観や境内は撮影できます。写真を撮るだけでなく、ぜひ建物の中に入り、その空気感も味わってみてください。
東本願寺でしか買えないお土産を購入


参拝後は、境内入口近くにあるお土産コーナー「お買い物広場」へ立ち寄りました。
今回購入したのは、東本願寺でしか販売されていない、ハスの実の粉を使ったお餅です。
このお餅は、東本願寺のゆかりのあるお菓子として親しまれているそうで、ここならではのお土産。素朴でやさしい味わいは、旅の思い出として持ち帰るのにもぴったりです。
また、このお土産コーナーは休憩スポットとしてもおすすめ。店内は冷房が効いており、自動販売機や椅子、トイレも利用できます。夏の暑い日には、参拝後にひと休みできるありがたい場所でした。
東本願寺を訪れた際は、お土産を選ぶだけでなく、少し腰を下ろして涼みながら旅の余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。
白い空間が印象的な「Walden Woods Kyoto」でひと休み


東本願寺から東へ歩いて約10分。住宅街にひっそりと佇む「Walden Woods Kyoto」は、白を基調とした空間が人気のおしゃれなカフェです。
店内に入ると、まず目を引くのが大きなコーヒーロースター。コーヒー豆の香ばしい香りが漂い、本格的なコーヒーを楽しめることが伝わってきます。
今回は、アイスコーヒーと柚子のアイスを注文しました。
注文は1階で済ませ、ドリンクを受け取ったら2階へ。そこに広がっていたのは、真っ白な壁と床で統一された、まるでアートギャラリーのような空間でした。
テーブルや椅子はなく、中央にはコの字型に白いベンチが配置されています。余計な装飾がないからこそ、自然光がやさしく差し込み、静かな時間がゆっくりと流れていました。


暑い中を歩いた後に飲むアイスコーヒーは格別。すっきりとした後味で、散策の疲れを心地よく癒やしてくれます。
一緒にいただいた柚子のアイスは、爽やかな香りとほどよい酸味が印象的。京都の暑い夏にもぴったりで、最後までさっぱりと味わうことができました。
京都には歴史ある喫茶店も数多くありますが、このお店はそのどちらとも違う、現代的で洗練された空間が魅力。京都駅から徒歩圏内とは思えないほど落ち着いていて、散策の途中にゆっくり一息つけるお気に入りの一軒になりました。
京都駅近くとは思えない静けさ「渉成園」を散策


白を基調とした落ち着いたカフェでひと休みした後は、東本願寺の飛地境内である**渉成園(しょうせいえん)**へ向かいました。
京都駅から徒歩圏内に、これほど静かな庭園があることに驚きました。一歩足を踏み入れると街の喧騒がすっと遠のき、まるで別世界に来たような静けさが広がります。
渉成園は、東本願寺にゆかりのある庭園で、別邸を訪れたような落ち着いた雰囲気が魅力。広い池を中心に橋や茶室が点在し、四季折々の景色を眺めながらゆっくりと散策を楽しめます。
私が訪れた日は、木々の緑が美しく、池では鯉がゆったりと泳いでいました。時折吹き抜ける風も心地よく、思わず足を止めて景色を眺めたくなるような心安らぐ時間を過ごすことができました。
渉成園へ行くなら入口は「西門」
初めて訪れる方に一つお伝えしたいのが、入口の場所です。
大通り沿いからそのまま入れそうに見えますが、実際の入口は西門になります。
東本願寺側へ回り込むように歩くと西門があり、そこから入園できます。初めてだと少し分かりにくいので、事前に知っておくと安心です。
園内はそれほど広すぎないため、30〜40分ほどあればゆっくり散策できます。京都駅周辺で少し時間に余裕があるときや、静かな京都を感じたい方にはぜひ訪れてほしい庭園です。
京都駅へ戻るなら「烏丸地下道」がおすすめ


渉成園を散策した後は、京都駅へ戻ります。
おすすめしたいのが、東本願寺西側にある「烏丸地下道」を利用するルートです。
地上を歩いても京都駅へ戻れますが、夏の強い日差しや雨を避けながら歩けるのが地下道の魅力。東本願寺のすぐ近くから入ることができ、そのまま京都駅方面へ向かえます。
私が訪れた日も真夏の暑さでしたが、地下道に入ると涼しく、最後まで快適に京都駅へ戻ることができました。
帰りの新幹線では「京都離宮~おだしとだしまき~」のお弁当がおすすめ


京都駅でお弁当を買って、新幹線の車内で旅の余韻を楽しむのもおすすめです。
私が毎回購入したくなるのが、「京都離宮~おだしとだしまき~」のお弁当。
伏見に本店を構える人気店で、お食事処は予約が取りにくいほどの人気ぶり。 その味を気軽に楽しめるのが京都駅で販売されているお弁当です。お店自慢のだし巻き玉子を、新幹線の車内でも味わうことができます。
お弁当の主役は、中央にどんと入ったふんわりとしただし巻き玉子。一口食べると、上品なおだしの香りとうま味が口いっぱいに広がります。
両脇には、鶏そぼろや牛しぐれなどがのったご飯が入り、最後まで飽きずに楽しめる組み合わせ。味付けは濃すぎず上品で、旅の締めくくりにぴったりのお弁当でした。
人気店のため、見つけたら早めに購入するのがおすすめです。京都らしいやさしい味わいを、新幹線の車内でゆっくり楽しみながら帰路につく時間も、旅の大切な思い出になります。
今回歩いた京都駅周辺の散策コースまとめ


京都旅行の最終日は、ホテルをチェックアウトした後、新幹線までの時間をどう過ごそうか迷うことも多いものです。
そんなときにおすすめしたいのが、今回ご紹介した京都駅周辺の徒歩散策コースです。お茶漬けや抹茶スイーツ、パン屋巡り、東本願寺、渉成園、おしゃれなカフェまで、徒歩だけで京都らしさを満喫できる充実した半日コースでした。
町家が残る路地を歩き、偶然出会ったハスの花に足を止めるなど、目的地へ向かう途中にも京都ならではの風景が広がっています。急いで観光地を巡るのではなく、ゆっくり歩きながら京都の日常を感じられたことが、今回の旅で特に印象に残りました。
散策を終えた後は、烏丸地下道を利用して快適に京都駅へ戻り、ジェイアール京都伊勢丹でお土産を選んだり、「京都離宮~おだしとだしまき~」のだし巻き弁当を購入したりと、最後まで京都らしい時間を満喫。家族にもお弁当はとても好評で、旅の思い出話をしながら味わう時間まで楽しむことができました。
京都旅行の最終日は、慌ただしく京都駅で時間をつぶすのではなく、自分のペースで街を歩き、京都の魅力をもう一度味わってみませんか。
京都駅で半日ほど時間がある方は、ぜひこのコースを参考に、旅の最後まで京都らしいひとときを楽しんでください。



旅は予定どおりに巡ることよりも、自分のペースで楽しむことが一番。パン屋を省略して東本願寺からスタートするだけでも、京都らしい半日を十分満喫できます。










